痛風・尿酸値について



血液検査を受けると、尿酸値を知ることができます。 痛風かどうかの見極めになるのは血中尿酸濃度というもので、男性で3.8〜7.5mg/dl、女性で2.4〜5.8mg/dlが目安です。 ただしこれはあくまで目安の数値であることに注意が必要です。普通は尿酸値の基準はほとんどが7mg/dl以下とされています。 この値を超えてしまうと、尿酸が結晶化する確率が高くなります。

一時的にでも尿酸値が7mg/dlを超えていたら、内科などを受診して詳しく検査してもらったほうが良いでしょう。 痛風発作で一番多いのは、足の親指の付け根です。痛みが出てくる部位の7割が下半身と言われています。つまり発作はどの部位にでてもおかしくないということですが、足指の付け根が多いです。 風が吹くだけでも痛いということからこの名前がつけられています。

その痛みは骨折以上で、骨折した足をさらに自動車で踏まれているような痛みと形容されることもあります。 傷口にキリを差し込まれてぐりぐり押し付けられているような痛みで、冷や汗と脂汗が吹き出るような感覚を伴います。 とにかく凄まじい痛みということで、強烈な圧痛や穿痛というのが共通です。

痛風が起きてしまうのは、関節に蓄積された尿酸ナトリウムというものの結晶が、白血球と結合して炎症を起こすからです。 長年の食生活や生活習慣の影響で体内の血中尿酸値が高い状態が続くと、身体の組織や関節に尿酸結晶ができます。 これが直接の痛みの原因ではなく、尿酸値が炎症を活性化させるケミカルメディエーターを活性化させることが原因になります。

尿酸結晶は身体にとって異物なので、それを排除しようとして白血球が食べてしまい、これが炎症を引き起こします。 異物を食べた白血球がエネルギーを消費して、その部分が酸性化して尿酸がさらに結晶化しやすくなるという悪循環を引き起こします。 痛風の炎症は身体にとっての異物(尿酸)を白血球が食べた時に、その部位が酸性化することで生じるのです。

痛風とプリン体について



激痛を伴う病気の代表といえば、痛風です。実際に痛みを経験した人はもちろん、まだ症状が出ていない人も予防対策をしておくべき病気でしょう。 痛風予防に効果が期待できる方法の一つとして昔から注目されているのが、食事改善です。 痛風の原因になる尿酸値を下げる手段として最も確実なのが、尿酸値をあげる効果を持つプリン体を摂取しないことだからです。

プリン体はほとんどの食材に含まれていますが、100グラム単位で見てみると最も高いのは健康食品として知られているクロレラの3183?、ビール酵母の2996?となっています。 ただクロレラやビール酵母を一気に100グラムも摂取する人は、ほとんどいないでしょう。

つまり痛風予防の観点からプリン体の高い食品を把握する努力は大切ですが、ただ記憶してその食品の摂取を避けるだけでは、効果のある痛風予防にはならないのです。 プリン体の多い食材を表示している表はインターネット上に数多く存在しますが、大抵の表は100グラム単位での含有量となっている点も注意が必要です。 例えば鰹節は100グラムで計算すると、プリン体は493?となっています。

しかし食事内容に照らし合わせると、味噌汁や冷奴などの食べ物の上に振りかける程度にしか使っていなかった場合、実際に摂取しているプリン体の量は明らかに493?よりも少ないはずです。 反対に鰹でも刺身状態のものや、鳥や豚などの食用肉などは100グラム当たりの量が鰹節より小さくても、食事内容によっては100グラムを超えて摂取している可能性があります。

一日あたりのプリン体摂取の基準が400?なので、100グラム換算でプリン体が312?ある鳥のレバーを200グラム以上使った料理をひとりで食べたとすると、それだけで400?を超えてしまいます。 このようにプリン体の多い食べ物を一度の食事でどの程度摂取するかも考慮して食事改善を行ったほうが、的確な痛風予防に繋がるのです。